「武士スタント逢坂くん!」濵田崇裕、森本慎太郎らがクランクアップ

日本テレビほかで、本日9月27日に最終回を迎える連続ドラマ「武士スタント逢坂くん!」(月曜深夜0:59)。放送を前に、主演を務めるジャニーズWESTの濵田崇裕や、SixTONESの森本慎太郎ら出演者のクランクアップコメントが届いた。

原作は、2019年11月~21年4月まで「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載されたヨコヤマノブオ氏の同名コミック。江戸時代、人気の春画師だった武士の逢坂総司郎(濵田)が令和の漫画家・宮上裕樹(今井隆文)のもとへタイムスリップする。現代で自由にあふれる「エロ漫画」に逢坂は、宮上の弟子になることを決意。「まん画」に出合った春画師“逢坂くん”が、時代を超えて「エロ」に「恋」と、「自分の春」を見つけだす純度100%コメディーだ。

9月20日放送・第9話では、宮上が急病に倒れるも、逢坂くん、緋村清人(森本)、丹内あたり(久保田紗友)、瀬戸水緒(長井短)、AEG(ROLLY)と、みんなで締め切り前のピンチをくぐり抜けた。そしてその時、暗闇から現れた龍神が問いかける。「逢坂総司郎、願いはかなったか?」。処刑寸前の逢坂くんが、令和にやって来た理由とは? 仲間たちとの別れの時は、そこまで来ているのか? 最終話で、“最後の”漫画を描くために、自分探しに向かった先に何があるのか。出演者それぞれが思いを込めたラストに期待が高まる。

クランクアップを迎え濵田は、「撮影はむちゃくちゃ大変でしたが、半分くらい過ぎた頃から、みんな、寂しいという言葉ばかりでした。それそれが台本で読んでイメージしてきたものを現場で合わせると、はぁー! そう来るのか!?と、思っていた以上のものになって、とにかく、お芝居していて楽しかった」と振り返り、森本は「大変なこともありましたが、現場が明るくていい時間でした。江戸から来た武士が人として成長する姿を通して、笑って泣ける話ですが、繰り返し見ていただけると新しい発見もあると思います」とアピール。

さらに、久保田は「達成感があり、駆け抜けました。ハードスケジュールでしたが、毎日現場に行くのが楽しかったです。何も考えずに笑って泣いて楽しめるので、自分もつらいことがあったら見返したいです」と満足げな様子で、長井は「めっちゃ楽しかった。ハードだったけど、終わったのは寂しい。前もって深く考えなくても、現場で皆さんと演じてみて、こうすれば面白そうだな思ったままにやってみて、楽しくなることも多かったです」とコメント。今井も「ほんとに寂しいの一言。キツさよりも楽しいが勝っていて、やればやるほど、面白くなっていく現場でした。キャストの意識も、スタッフも、クッとまとまって撮れたと思います」と現場の雰囲気のよさを伝えた。

そして、座長として作品を引っ張り、無事に逢坂くんを演じ終えた濵田は「いい作品に運命的に出会うことができました」と感慨深げ。「武士である逢坂くんの言葉遣い、一つ一つが奇麗で美しいですよね。それを作った原作のヨコヤマ先生はすげえ!と思いました。打ち首で死ぬ直前のセリフが『もっともっと、喜ぶ人の顔が見たかった』ですよ。これでもう、イイヤツに決まってます。令和に来て、漫画だけでなく、すべての出会いが教えとなり、心たかぶらせてくれる。人の出会いの素晴らしさ、すてきさ。僕自身も、逢坂くんが好きなことに全力で取り組む姿勢に演じながら学びました」とキャラクターに魅了されながら演じていたことを告白。

続けて「途中で諦めない姿が人の心を動かす。全力で生きているから、カッコよく、かわいく見えるはずだと思ったので、演技でカッコつけない、あざとく表情を作らないと決めてました。ブサイクな顔、怒ったり、涙を流したり、すべて感情で動くことを心掛けました。渋江(修平)監督とも、感情の浮き沈みが激しい逢坂について『この人、ほんまになんやねん!?』と話してましたが、そんな逢坂くんを応援してもらえるように頑張りました。ドラマを見た後に、少しでも生活や考え方、景色も変わって見えたり、何かに取り組む姿勢も変化したり、何か残せるといいです。逢坂くんは、濵田としても、経験というより財産になりました」と全身全霊を懸けて臨んだ作品への思いを語った。

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