夜の桜楽しんで 相鉄・弥生台駅でライトアップ、15日から

 相鉄グループの相鉄ホールディングス(横浜市西区)と相模鉄道(同区)は15日から、相鉄線弥生台駅(同市泉区)前の桜をライトアップする。近くのフレンチレストランでは、窓越しに広がる桜を眺めながらの食事を提供する1日限定カフェを営業。沿線の魅力アップを図る。ライトアップは4月17日まで。

 相鉄によると、同駅のホーム脇には44本のソメイヨシノが植えられ、沿線の桜の名所として好評を得ているという。ライトアップするのはこのうち上下ホーム脇の計22本。午後5〜10時を予定しており、同駅の駅舎の窓や駅舎の対面にあるトンネルの上から見ることができる。

 桜を見ながら本格フレンチを味わえる企画も。「地産地消」などに取り組む地元の名店や新たな店を誘致する「相鉄沿線名店プロジェクト」の誘致1号店で同駅南口徒歩1分の「ペタル ドゥ サクラ」では、今月28日に1日限定のカフェ「喫茶サクラ」を特別にオープン。通常のメニューは提供せず、シフォンケーキやロールケーキといった桜のスイーツや、桜にちなんだカクテルをはじめアルコールとつまみのセットなどを用意する予定だ。

 担当者は「電車のホーム際にある桜のライトアップは首都圏では珍しい試み。駅舎の窓も大きく、昼間とは趣の異なる夜空に浮かぶ桜を楽しんでもらえる」とPRしている。

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