ローリング・ストーンズ、北米ツアーを再開。ステージで故チャーリー・ワッツを追悼

photo: Jeff Curry/Getty Images

2021年9月26日、ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)は、新型コロナウイルス蔓延のため延期となっていた「No Filter」ツアーを再開。

再開初日となった会場は、米セントルイスにあるドーム・アット・アメリカズ・センター。会場ではバンドはファンとともに先日亡くなったドラマー、チャーリー・ワッツへの大きな愛を分かち合った。

9月20日にマサチューセッツ州フォックスボロでツアーのリハーサル的に行ったプライベート・コンサートに続いて、26日夜に行われたツアー再開初日のライヴは、チャーリーの代わりにバンドの長年の友人であるスティーブ・ジョーダンがドラムを担当。ミック・ジャガーは、キース・リチャーズと一緒にステージ前方に立ち、親愛なる友人にさらなる敬意を表しこう語った。

「スクリーンに映し出されたチャーリーの映像を見て、とても感慨深いものがあると言いたい。これは彼なしで行う初めてのツアーなんだ。みんなの反応、みんなが言ってくれたこと、みんなから聞いたこと、すべてが本当に感動的だった。そして、みんなの感謝の気持ちに心から感謝したいと思います。俺たちは、ステージ上でもステージから離れても、チャーリーがいなくて寂しい思いをしているので、このツアーをチャーリーに捧げたいと思います。チャーリーに乾杯!」

コンサートでは、今回のツアーでは初披露された「19th Nervous Breakdown」や、ロックダウン中に完成して発売された2020年のシングル「Living In A Ghost Town」など、バンドのベスト・ヒットが披露。リクエストに応えて「Wild Horses」や「Honky Tonk Women」に続き、ミックのバンド紹介を経て、キースのフィーチャリング・スポットへと続き、1972年の『Exile On Main St.』からのトレードマークである「Happy」、そして名曲「Slipping Away」にてキースがそのヴォーカルを披露した。

「Jumpin’ Jack Flash」で本編が終わった後、アンコール1曲目には「Gimme Shelter」が演奏され、オリジナルではメリー・クレイトンのソウルフルなヴォーカルがサーシャ・アレンに引き継がれた。そして「(I Can't Get No) Satisfaction」でショーは幕を閉じた。

ライヴの後、ミックはステージ上での自身の動画とともに「Thanks St.Louis for a great night!」とツイートしている。

Written By Paul Sexton

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2021年9月26日セットリスト:The Dome at America's Center, St. Louis

  • Street Fighting Man
  • It's Only Rock 'n' Roll
  • Tumbling Dice
  • Under My Thumb
  • 19th Nervous Breakdown
  • Wild Horses
  • You Can't Always Get What You Want
  • Living in a Ghost Town
  • Start Me Up
  • Honky Tonk Women
  • Happy
  • Slipping Away
  • Miss You
  • Midnight Rambler
  • Paint It Black
  • Sympathy for the Devil
  • Jumpin' Jack Flash

<アンコール>

  • Gimme Shelter
  • (I Can't Get No) Satisfaction

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