自民党総裁選に立候補している河野太郎行政改革担当相(衆院神奈川15区)は27日、東京都新宿区の都営アパートを訪れ、「買い物難民」を対象にした移動販売のスーパーを視察した。車両に野菜などの食料品を積んで巡回し、住民同士の交流の機会にもなっている様子を買い物客と触れ合いながら見学した。
運営会社「とくし丸」(徳島市)の新宮歩社長によると、周辺の道路は交通量が多いこともあって、高齢の住民に喜ばれているという。河野氏は視察後、「東京にも高齢化の波が押し寄せ、都会の真ん中でも買い物難民になる方が出てくる。行政のデジタル化を進め、なかなか買い物に行けない人がどこにいるかを可視化し、いろいろなサービスを提供できるようにしたい」と述べた。
視察には小泉進次郎環境相(11区)も同行した。