【新型コロナ】「モデルナ難民」に追加枠 横浜中華街のワクチン職場接種

中華街で行われた職場接種=9月1日夜、横浜市中区

 新型コロナウイルスのワクチン接種で、米モデルナ製の2回目を打てない「モデルナ難民」を救済しようと、横浜中華街発展会協同組合は27日、県内外の700人に接種機会を設けると発表した。30日から10月10日までに実施する職場接種で受け入れる。

 モデルナ難民は、職場接種や大規模接種で1回目を受けたものの、体調不良などで2回目を受けられずにいるケース。ともに限られた期間で実施する場合が多く、接種機会を逃して困惑する声が相次いでいる。

 同組合の職場接種は当初より1カ月半ほど遅れたことで接種者が減り、ワクチンを返却する予定だったが、2回目を打てずにいる声が多い現状を受けて対象拡大を決定。厚生労働省や周辺自治体と調整を重ねて実現した。高橋伸昌理事長は「接種会場はアクセスも良く、夜間実施のため仕事帰りにも立ち寄れる。一人でも多くの人に知ってほしい」と呼び掛けている。

 横浜市中区の中華街パーキングで午後6時半~9時半。日曜は午後2時半からと5時半からの2回。事前予約電話045(662)6030。またはvaccine@chinatown.or.jp。間隔が27日以上であれば、1回目にモデルナ製以外のワクチンを接種をした人も受け付ける。

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