【RIZIN】朝倉未来が配信特化大会へ強気のメイン宣言「僕だから視聴者数を取れると思う」

公開練習を行った朝倉未来

大黒柱の自負を胸に、必勝を期す。格闘技イベント「RIZIN LANDMARK vol.1」(10月2日)で萩原京平(25)と対戦する朝倉未来(29)が27日にオンラインで練習を公開。RIZINで初めて行われる配信特化大会に向け、本紙に〝らしい〟辛口表現で決意を表明した。強気一辺倒で、正真正銘のメインイベンターであることを証明するつもりだ。

2分のミット打ちを行い、順調な調整ぶりを披露した未来は「バリバリいいですね。2週間前から(契約体重まで残り3キロの)71キロ台。余裕です。あすでも(試合が)できます」。本紙が昨報したように自らグラウンドの攻防に持ち込むと予告しており、タックルを仕掛ける動きを見せる場面もあった。

6月に東京ドームで衝撃の失神一本負けを喫したクレベル・コイケ戦の前から取り組んでいるミット打ちや、ウエートトレーニングの成果も徐々に出ているという。「身体の運動能力が全体的に上がっています。データでもパワーがついたと数字で出ています。(打撃のバリエーションも)2~3個増えましたね。寝技はすごい成長しているなと思います」と自信をみなぎらせた。

今大会は自身の再起戦であると同時に、重要な役割を任せられている。RIZIN初の配信イベントの成功を、メインイベンターとして託されているのだ。イベント名に「vol.1」と入っていることから分かる通り、「RIZIN FF」としては今後も配信大会をシリーズ展開する意向。だからこそ〝旗揚げ〟でつまずくことは許されない。

これに未来は「僕の予想ですよ? 僕だから視聴者数を取れると思う。 普通に気になる人は多いんじゃないですか?」と強気に断言。さらに、自らを追い込むかのようにこう辛辣な言葉を口にした。

「僕が(今回メインに)出場して成功したからって(次回以降に)他の選手が(メインに)出ても成功するとはならないですよ。僕が成功しなかったら他の人でも絶対に成功しないっていう指標にはなりますけど、僕が成功したからって誰もが成功するとはならないと思います」

初の挑戦となる今大会は、自らが成功に導くとの絶対的な自負と覚悟があるからこその辛口な表現だ。その強気の言葉を証明するためにも、リングでの勝敗に加え「視聴者数」という結果が求められることになる。

最後に未来は「盛り上がるかどうかはさておいて、僕が寝技で勝ったら面白いんじゃないですか?」とまたもや〝燃料〟を投下。ファンのみならずアンチも巻き込み、新イベントを成功に導けるか。

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