【MLB】なぜ大谷翔平を表紙に起用? 権威あるスポーツ専門誌記者が明かす“異例ずくめ”の理由

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

NFLのシーズン中にMLBの選手が表紙を飾ること自体が珍しい

エンゼルスの大谷翔平投手が、米国の権威あるスポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」で10月号の表紙を飾っている。27日(日本時間28日)に同誌のトム・バードゥッチ記者がオンライン会見に応じ、大谷を表紙に起用した理由などについて語った。

1954年に創刊した「スポーツ・イラストレイテッド」は野球だけでなく、さまざまなスポーツを取り扱う米国でも著名なスポーツ専門誌。日本人メジャーリーガーが表紙に起用されるのは珍しく、なおかつ、投手姿と打者姿それぞれを表紙にした2つのパターンが用意されることは極めて異例なことだ。

現在、米国内では4大スポーツでも最も人気のあるNFLもレギュラーシーズンの真っ只中にある。バードゥッチ記者は「フットボールのシーズンに野球関連の表紙を我々スポーツイラストレイテッドが選ぶのは簡単なことではありません。近頃では、フットボールは最も人気のスポーツであるように思えます」と語り、この時期にNFLを押しのけてMLBの選手が表紙を飾ること自体も珍しいという。

その中で、なぜ大谷の表紙起用、しかも異例の2パターンの作成に踏み切ったのか。バードゥッチ記者は「(表紙を飾るには)オオタニのような特別な選手が求められました。彼は素晴らしい活躍をしていて、毎試合HRを打っているようでした。彼こそがシーズンを通じて野球界のビッグストーリーだと私は思いました。オオタニが送っているシーズンに敬意を示すことは義務のようなものだと我々は感じました」と語り、歴史的な活躍を見せる大谷だからこそ、起用が可能になったと明かしていた。

【画像】投手、野手と2パターン 大谷翔平が起用された「スポーツ・イラストレイテッド」の表紙

【画像】投手、野手と2パターン 大谷翔平が起用された「スポーツ・イラストレイテッド」の表紙 signature

(Full-Count編集部)

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