長崎県佐世保市内の飲食店が、自衛隊と海上保安部のレシピを基に再現したカレーを提供する「させぼ自衛隊グルメ」事業がスタートした。来年3月末まで23店舗で楽しめる。
佐世保商工会議所、同市、自衛隊、海保が共催して2019年度からスタート。認定された各店舗でカレーを食べるとスタンプがもらえる。全店舗を制覇した先着100人に、オリジナルのピンバッジと専用のバッジフレームを贈る。詳細は同会議所のホームページなどで確認できる。
同市湊町の同会議所で24日にあったオープニングイベントでは金子卓也会頭が「店舗の方々にレシピを忠実に再現してもらう努力をしていただいた。事業を長く（続いていく）佐世保の名物行事にしていきたい」とあいさつ。同市常盤町のバー「JIGGERBAR ANCHOR CLUB」のスタッフ、松尾愛依子さん（32）が代表して認定証を受け取った。
同店では護衛艦「すずつき」のカレーを再現。弱火で炒めたカレールーのコクと赤ワインで煮込んだ牛角肉が自慢だ。松尾さんは「事業を通じて地域貢献に携わりたい。飲食店を盛り上げるきっかけにもなれば」と抱負を語った。
