第26週の週間MVPはチームの連勝に貢献したスタントンとベイダー

日本時間9月28日、2021年シーズン第26週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグは6連勝中のヤンキースからジャンカルロ・スタントン、ナ・リーグは16連勝中のカージナルスからハリソン・ベイダーが選出された。スタントンは自身8度目の受賞だが、ヤンキース移籍後では初めて。ヤンキースからは今季4人目(5度目)の選出である。初受賞のベイダーはタイラー・オニールに続いてカージナルスから2週連続の選出。カージナルスでは1996年7月にブライアン・ジョーダンとレイ・ランクフォードが連続受賞して以来となった。

スタントンは6試合に出場して打率.409(22打数9安打)、1二塁打、4本塁打、13打点、出塁率.440、長打率1.000、OPS1.440の好成績をマーク。特に日本時間9月25~27日に行われた敵地ボストンでのレッドソックス3連戦で素晴らしい活躍を見せ、第2戦では8回表に33号逆転グランドスラムを放った。レッドソックス3連戦で3本塁打10打点を記録するのは1927年のベーブ・ルース、1931年のルー・ゲーリッグ、1954年のミッキー・マントルに次ぐ球団史上4人目の快挙。9月は22試合に出場して打率.299、9本塁打、22打点、OPS.958と好調を維持している。

ベイダーは8試合に出場して打率.517(29打数15安打)、5二塁打、3本塁打、6打点、2盗塁、出塁率.548、長打率1.000、OPS1.548の大活躍。日本時間9月26日のカブス戦では球団史上7人目(8度目)となる「本塁打を含む4安打&2盗塁」をマークした。球団記録を更新する16連勝という快進撃の原動力となっており、この大型連勝期間中は全試合に出場して打率.400(60打数24安打)、9二塁打、4本塁打、12打点、2盗塁、出塁率.429、長打率.750、OPS1.179をマーク。ハイレベルなセンターの守備でもチームに大きく貢献している。

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