29日投開票の自民党総裁選について、下野新聞社は27日までに、県議会とちぎ自民党議員会の県議29人にアンケートを実施した。岸田文雄(きしだふみお)前政調会長が最多の10人の支持を集め、河野太郎(こうのたろう)行政改革担当相が8人、高市早苗(たかいちさなえ)前総務相は6人と続いた。混戦模様を反映し、県議の支持は割れた。衆院選栃木2区の公認問題や、地元国会議員の意向も影響しているとみられる。
岸田氏支持は県連幹部などで目立った。ベテラン県議の1人は「派閥政治にとらわれず党改革を掲げ、長老支配に警鐘を鳴らした」。小菅哲男(こすげてつお)県議は「自民党を一新すると立ち上がり、党役員の任期に言及したことに共鳴した」と評価した。