韓国初スパム缶「リチャム」が日本でも人気 カップ飯・海苔巻き・キムチチゲとも相性良し

ドンウォンF&B (Dongwon F&B)は、5月から日本各地の大型スーパーに「リチャム」を販売し始めたが、8月までの4ヶ月で累積75万缶を販売し、現地販売額は約30億ウォン(約2.8億円)を記録したと発表した。今年末までに100万缶を販売し、現地販売額を40億ウォン規模まで増やす計画であり、来年には販売量を250万缶まで引き上げ額100億ウォン(約9.4億円)を達成するという目標だ。

参考記事:台湾は日本より韓国が好き トップ10に辛ラーメンなど3製品 日本は1

ドンウォンF&Bによると、リチャムは正式販売前から日本の消費者たちの熱い反応を得ていたという。消費者の反応を調べるために行われた店舗での事前販売では、4日で8万4000缶が販売され、最も販売量が多かった店では品切れとなり補充に難儀したほどだったという。

このように、日本でリチャムの人気が熱いのは、塩味が強い料理が多い日本において、リチャムの低ナトリウムコンセプトが訴求店となり、健康フードとして現地消費者から好感を得たことにあるとの見方が出ている。

また、日本でのKフードブームも追い風となったみられる。同社は、リチャムカップ飯、リチャムのり巻き、リチャムキムチチゲなど、リチャムを韓国料理に取り入れた様々なメニューを紹介し、日本人が手軽に作って味を楽しむことができるようレシピマーケティングを駆使している。

image

同社は、日本以外では、2004年に香港に初めてリチャムを輸出して以来、タイ、フィリピンなど東南アジアを中心に全16カ国に積極的に輸出しており、今年の日本の輸出実績に支えられ、海外売上高は100億ウォンの達成を目指し立てている。

参考記事:辛ラーメンの「汁なし版」が発売へ 日本発レシピなどトレンドを反映

参考記事:中目黒にヤンニョムチキン専門店がオープン 店舗を持たない(⁈)ゴーストレストランゴーストレストラン")

参考記事:輸出好調の韓国産イチゴ 「雪香(ソルヒャン)」に続く品種も続々…中国ではロイヤリティも発生

© 合同会社WTS研究所