百色重点開発・開放試験区:高水準の開放が高品質の開発を実現

広西チワン族自治区百色重点開発・開放試験区の全景

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【百色(中国)2021年9月27日新華社=共同通信JBN】Guangxi Baise Key Development and Opening Pilot Zone(広西チワン族自治区百色重点開発・開放試験区)の推進会議と調印式が9月11日、南寧で開催され、総投資額312億人民元の計47のプロジェクトが調印された。百色重点開発・開放試験区(以下、百色試験区)が承認されてから1年が経過した。百色市宣伝部によると、百色試験区は最初の1年を通じ、より広範な開放を推進し、経済・貿易協力を深め、中国とASEANの友好関係の最前線に踏み出し「一帯一路」の建設に重要な役割を果たした。

国境貿易は好調な勢いで成長し、その間に国境貿易の変革と改善は初期の成功を収めている。百色試験区は現在、3つの加工パーク、19の国境貿易による輸入品の加工プロジェクト、および20の国境貿易の協同組合の設立を推進しており、国境貿易の内生的発展を大いに刺激している。2020年にCOVID-19のアウトブレークに起因する困難な状況に直面した百色の国境貿易は、流れに逆らって増加し、前年比59.5%増となる47億人民元の総輸出入量を実現した。今年1月から7月までの間に、同市は輸出入貿易が前年比124%増の238億2900万人民元に達し、成長率では広西チワン族自治区で第1位となった。

Jingxi Baocheng Food Co., Ltd.の責任者は「税関は一連のビジネスモデルの改革を行った。例えば、国境貿易のビジネスマンが輸入品を加工工場に直接、輸送することを可能にする改革により、新鮮な冷凍エビなどの輸入品は冷凍庫に直接輸送することができ、これによってコストを節約し、通関手続きをより効率的にする。従って、企業は効率的に活動することができ、改革によってもたらされる配当は国境貿易のより多くのビジネスマンに利益をもたらすことができる」と述べた。

百色試験区は外国の貿易商に便利な貿易条件を提供するため「輸出全体と輸入全体+集中型申請」「多数の注文に1つの許可+集中型申請」「2段階申請」と国境幹線道路での輸出入のための「事前申請と検問所検査」などのビジネスモデルを積極的に立ち上げた。さらに、国境貿易の「集中型」申請や、商品の加工工場への直接輸送を可能にする政策などのビジネス改革が実施され、これによって外国貿易の利益を大幅に向上させ、消費者と商人の時間とコストを節約した。

一方、百色試験区は「さまざまな問題を1つのシステムで」や「ワンストップサービス」などの公共サービスを推進し、「一度に処理する」という目標を実現するため、大プロジェクトの開発で確実に進展している。効率的な政府サービスは多くの投資家の注目を集めている。統計によると、百色試験区が承認されて以来、総投資額1988億人民元の206プロジェクトが開始され、総投資額1兆100億人民元に上る250の重要プロジェクトが予定されている。

ソース:The Publicity Department of Baise City

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写真説明:広西チワン族自治区百色重点開発・開放試験区の全景

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写真説明:広西チワン族自治区の龍邦港