佐世保の「セルフ写真館」で思い出残して ウィズコロナ時代に最適

一眼レフのワイヤレスシャッターリモコンを使い撮影し、左のモニターで写真を確認する竹部さん(左)=佐世保市、セルフッティ

 長崎県佐世保市内に利用者が自ら写真を撮るセルフ式の写真館がオープンした。非対面なのでウィズコロナ時代にも適しており、同館を開いた竹部祐樹さん(35)は「安心して来店し、撮影を楽しんでほしい」と話している。
 写真館は同市下京町のフォトスタジオ「tutti(トゥッティ)」の内に開設した「セルフ写真館 selftti(セルフッティ)」。プロが使用するカメラや照明を使い、利用者が被写体と同時に撮影者となり、思い思いの写真を撮影できるフォトスタジオだ。
 竹部さんは長崎市出身のカメラマン。2019年に妻の地元、佐世保市に転居し、フォトスタジオを開設しようとしていた矢先に新型コロナウイルスの波が。予定より4カ月遅れの20年8月にオープンしたが、予想以上に売り上げが低迷した。そんな中、昨年から韓国で流行している「セルフ写真館」をSNSで知り、導入を決めた。
 セルフッティは今年7月15日にオープン。利用者は一眼レフのワイヤレスシャッターリモコンを使い、正面にあるモニターで確認しながら撮影する。これまで家族連れやカップルなどが記念写真や日常の思い出作りとして利用している。
 竹部さんは「これまで佐世保にはないスタイルだし、今後はコロナでこのタイプが増えると思う。この店でみんな一緒に飾らない写真を撮って思い出を残してもらえたら」と話した。
 1枠20分(最大5人。一人増えるごとに千円追加)で4千円。撮影した写真は全てデータで渡す。プラス千円でペットと一緒に撮影も可能。予約はインスタのDMか電話で。午前10時~午後8時までで水曜定休。問い合わせは同店(電080.4270.3694)。 

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