現代自動車が北米で「ツーソン」など10万台リコール 北米通産回収数は約800万台に

現代自動車が「ツーソン」「ソナタハイブリッド」など約10万台について北米でリコールする。

参考記事:韓国の自動車リコール数、前年比4割増の228万台 信頼低下懸念も

現地時間27日、米紙や韓国紙などによる、今回のリコールには2.0リットル「ヌウエンジン」(現代が開発)を搭載したソナタハイブリッドとツーソンが含まれ、ロードベアリング設計上の欠陥が原因によるエンジン火災発生の可能性が確認された。

リコール対象は2017年型ソナタハイブリッドとツーソン9万5515台でだ。

現代車はこれまで、エンジン故障や火災の問題により、北米だけで約800万台の車両をリコールしている。

画像:ソナタハイブリッド

2019年にソナタとサンタフェの車主の一部からパワートレイン苦情が出始め、同年、米国道路交通安全局(NHTSA)が現代車グループの「シータ2」、「ラムダ2」、ガ「ガンマエンジン」搭載車の大規模な調査に着手した。当時NHTSAは、現代車グループエンジンの欠陥で最小45件の事故が発生したと判断した。

今回のリコールは、先に韓国でも問題になった「シータ2エンジン」のほか、「ノウエンジン」にも拡大され、リコール範囲が拡大した。

現代車は今回のリコールに先立って2.0リットルエンジンを搭載した2013-2016年型ベロスター、2012年型サンタフェ、2011-2013年型ソナタハイブリッドなどをリコールしていた。

参考記事:現代自動車が軽SUV「キャスパー」を公開 「スケボー技術からデザイン着想」

参考記事:現代自動車のコナEV、海外輸出は継続 韓国では火災多発で生産中止

参考記事:韓国自動車紙「かつて日本車は破壊的で最先端だった」「今はガンダムのよう…感性より数字に」

© 合同会社WTS研究所