マカオ、隔離検疫用ホテル警備員の新型コロナ感染確認相次ぐ…5日間で3人

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マカオで実施されている全市民を対象PCR検査の会場の様子(資料)=2021年9月25日(写真:GCS)

 マカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センターは9月28日午前、同日新たに1人の新型コロナウイルス感染確認例(輸入関連性事案)が出現したことを発表。

 マカオにおける新型コロナ感染確認者数は累計68人(輸入性が60人、輸入関連性が8人)となった。

 患者(第68例)はマカオ国際空港向かいにあり、新型コロナ隔離検疫用ホテルに指定されている金皇冠中国大酒店(ゴールデン・クラウン・チャイナ・ホテル)に警備員として勤務するネパール国籍の男性(26)。同ホテルでは、9月18日にトルコから到着し、隔離検疫中だったマカオ居民の男性(31)が24日未明に感染確認(第64例)された後、24日深夜から25日未明にかけて、ネパール国籍の警備員の男性2人(32、27)が相次ぎ感染確認(第65、66例)されている。いずれも感染力の強いデルタ株だった。

 以降、同ホテルでは閉塞管理が行われており、28日に感染確認された第68例の患者ついても、25日からホテル内に留まっていたといい、28日に受けたPCR検査結果が陽性となり、感染確認に至ったもの。

 これまでの経緯として、第65、66例の患者が勤務中にマスクを正確に着用せずに(鼻と口を防護していない状態)、第64例の患者との接触があったことがわかっている。第68例の患者は第65例の患者の同僚にあたり、交代要員として同フロアで勤務していたことがあったという。

 このほか、同ホテルと館内通路で直結する金寶來酒店(トレジャーホテル)で隔離検疫中だった中東・欧州渡航歴のある香港から到着した香港居民の女性(37)が27日午後に感染確認(第67例)されたが、交差は確認されておらず、関連性は低いとみられるのこと。

 マカオ政府は25日未明から市中感染事案にあたる第65、66例の患者の居住するマンション周辺(マカオ半島の沙梨頭及び高士徳エリアの一部)を局地ロックダウン(閉塞管理)した上、同日午後3時(マカオ時間)から3日間にわたって全市民を対象としたPCR検査を実施中。第68例の出現を受け、即座に新たにマカオ半島の十月初五日街の一部に規制線が張られ、閉塞管理の準備が進められている。

 なお、これまでのところ局地ロックダウンエリア内の住民、全市民を対象としたPCR検査を受けた人の中から陽性者は出ておらず、市中における伝播は確認されていない。

 このところ、香港や中国本土(広東省広州市)でも隔離検疫用ホテルのスタッフが感染確認されたケースがあった。