ハイムの三女が主演を務めるポール・トーマス・アンダーソン最新作『Licorice Pizza』の予告編が公開

Photo: Barry Brecheisen/WireImage

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『マグノリア』といった傑作を生みだしてきたポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作で、三姉妹バンドであるハイム(Haim)の三女アラナ・ハイム(Alana Haim)が主演を務める映画『Licorice Pizza』の予告編映像が初公開された。

本作には、主演のアラナ・ハイムとクーパー・ホフマン(フィリップ・シーモア・ホフマンの息子)に加え、ブラッドリー・クーパー、トム・ウェイツ、ショーン・ペン、ベニー・サフディらが出演し、予告編のサウンドトラックには、デヴィッド・ボウイの「Life on Mars?」が使われている。

<予告編映像:LICORICE PIZZA – Official Trailer (Universal Pictures)>

Pitchforkによると、映画『Licorice Pizza』は、「アラナ・ハイム演じるアラナ・ケインとクーパー・ホフマン演じるゲイリー・ヴァレンタインが、1973年のサンフェルナンド・バレーで成長し、駆け回り、恋に落ちる」という内容で、11月26日に一部地域で限定公開された後、12月25日に全米公開される予定だ。

ポール・トーマス・アンダーソン監督は、ハイム姉妹の母親がアンダーソン監督の小学校時代の先生であり、同じ通りに住んでいたという縁で、家族ぐるみで親交があり、過去にハイムのミュージック・ビデオを何作品も手掛けており、今年のグラミー賞で”最優秀アルバム賞”にノミネートされたアルバム『Women in Music Pt.III』のジャケット写真の撮影も担当した。

エスティ(ベース、ヴォーカル)、ダニエル(リードヴォーカル、ギター)、アラナ(ギター、キーボード、ヴォーカル)の3姉妹から成るハイムは、今年7月に、爽やかなニュー・シングル「Cherry Flavored Stomach Ache」をNetflix映画『愛しい人から最後の手紙』(原題:The Last Letter Of Your Love)のサウンドトラックに提供し、映画界でも多忙な日々を送っていた。

同曲のプロデュースを手掛けるのは、デイヴ・フリッドマン、そして2020年のアルバム『Women in Music Pt.III』で、元ヴァンパイア・ウィークエンドのメンバーであるロスタム・バトマングリと共同プロデューサーを務めたアリエル・レヒトシェイド。

ハイムは、煌びやかなストリングスと飾らないハーモニカのサウンドが印象的な、アップビートで生き生きとしたポップ・チューン「Cherry Flavored Stomach Ache」について、隔離生活の深みがもたらした最大の恩恵だと、自身のツイッターで明かしていた。

同トラックは、2020年6月にリリースされ、「Summer Girl」「Now I’m In It」「Hallelujah」「The Steps」「I Know Alone」「Don’t Wanna」「Gasoline」「Man From The Magazine」などのシングルを次々と生んだアルバム『Women in Music Pt.III』以来のハイムの新曲となる。

Written By Will Schube

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