木下富美子氏に辞職勧告決議「都議会議員としての自覚を欠く恥ずべきもの」

都議会で所信表明する小池都知事。中央下に欠席した木下富美子氏の席が

東京都議会で28日、本会議が開かれ、免停中に人身事故を起こして自動車運転処罰法違反(無免許過失傷害)などの疑いで書類送検された木下富美子都議(54)に対して2回目となる辞職勧告決議が可決された。木下氏は欠席した。

決議では「都民に対して直接の説明や謝罪はなく、会議への欠席を繰り返している上に、議員を辞職する意向も示されてない」と指摘。その上で、「今回の行為は、都民の信託を受けた都議会議員としての自覚を欠く恥ずべきものである。議員一個人の問題にとどまらず、東京都議会に対する都民の信頼を著しく失墜させ、品位と権威を著しく傷つけたことによる社会的、道義的責任は極めて重く、断じて許されるものではない」と断罪した。

最後は「自らの意思と責任により直ちに都議会議員を辞職することを、改めて強く求めるものである」と自分から辞職することを求めた。

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