木下富美子都議が謝罪文で“辞めない”宣言 不眠、疲労蓄積、食欲不振も明かす

2度目の謝罪文を公表した木下都議

免停中に人身事故を起こして自動車運転処罰法違反(無免許過失傷害)などの疑いで書類送検された木下富美子都議(54)が28日、ホームページを更新。「都民の皆様へ」と題して2度目の謝罪文を掲載した。事故を謝罪しながらも、議員活動の継続に意欲をみせた。

木下氏は「この度の私の行動で、多くの方々に多大なご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。また、事故でお怪我をされた方に衷心よりお見舞いとお詫びを申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」とまずは謝罪。事故について認めた上で「この度の過ちについて、猛省するとともに、司直の判断に従い、償って参りたいと思います。そして、二度と過ちを繰り返すことがないよう、自らを戒め、今後、自ら自動車、バイク等の運転を致しません」とした。

一方で、議会欠席期間中の「議員歳費」については「受け取るべきではない」と強調。現時点では公職選挙法により「議員歳費の返納」ができないため、公の活動への「寄付」に充てるなど、しかるべき対応をとっていると初告白した。

木下氏には議員辞職を求める声が各方面から上がっている。これに同氏は「自らの進退について深く悩み、考えを重ねて参りました」としつつも、これまでの功績をアピールし「引き続き、私にご信託くださいました有権者の皆様をはじめ、失われた信頼を回復できるよう、償うべき償いを行い、これからの議員活動で答えを導き出しながら、ご奉仕させて頂きたいとの思いは、今も持ち続けております」と“辞めない宣言”した。

同時に体調不安も吐露。事故以前から選挙活動のストレス、過度の不安が原因と考えられる不眠が続いていたそうだが、事故後にはそれに加え「寝つきが悪く、何度も夜目覚めてしまう」「身体がだるく、疲れがとれない」「食欲が湧かない」「寝ないで無理して頑張ると、多弁になってしまう」等の症状がより強く顕著になったという。

木下氏は「徐々に日常生活に必要な作業も非効率になり始めた為、現在は医療機関に通い、お薬を処方して頂いています」と説明。

最後は「このような中、7月末・8月末の臨時議会に引き続き、第3定例会初日となります本日9/28も、体調が戻らず、誠に不本意ながら欠席せざるを得ない状況です。本当に、本当に申し訳ありません」と重ねて謝罪して結んだ。

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