愚痴を歌にして音楽界の〝シンデレラボーイ〟になりそうなmeiyo

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〝究極の自虐ソング〟としてネット上で話題になった、meiyoのメジャーデビュー曲「なにやってもうまくいかない」のミュージックビデオ(MV)が26日、公開され各メディアが報じている。

もともと、高校時代からドラマーとしてバンド活動を行うも、鳴かず飛ばず。15年に「ワタナベタカシ」の名義でソロ活動を始めるも、関係者が見守るショーケースライブで失敗。18年には「meiyo」に改名したが、デビューに至らなかったという。

一部のインタビューによると、「せっかくのチャンスもつかめないのかと…。その気持ちをそのまま歌詞にしてアップした」のが「なにやってもうまくいかない」だったのだとか。

今年に入って、TikTokのアカウントを開設。まっすぐな感情も乗った19秒のメロディーは、7月15日の配信直後から、ユーザーの心を捉え、人気TikTokerも同曲を使用した動画を次々と投稿し、同アプリの急上昇ランキングで1位に。24日現在で、同曲を使用した投稿も4.3万件を超えている。

MVの制作は、同シングルのジャケットを手掛けているアニメーターのトキチアキ氏が担当。「なにやってもうまくいかない」主人公が最初から最後まで報われることのない様子を1700枚のイラストカットで描かれた。何度も見返したくなるような作品に仕上がっている。

「ここ最近は、瑛人の『香水』、優里の『ドライフラワー』などネット上でバズった曲がそのままヒット曲になる傾向。MVが公開されたことから、今後、徐々にmeiyoの曲がバズることになりそう。さすがに、紅白までは難しいかもしれないが、年末の音楽特番あたりからはお呼びがかかるかもしれない」(レコード会社関係者)

同じようなモヤモヤと抱えた人々の背中を押しそうだ。

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