「香川ならでは」な商品を かがわ県産品コンクールの表彰式

2021年もユニークな商品が選ばれました。全国に展開できる「香川ならでは」の商品を掘り起こす、かがわ県産品コンクールの表彰式が行われました。

2021年で19回目となるコンクールには県内の事業者から106点の応募がありました。

「食品」と「菓子・スイーツ」「一般」「オリーブ」の4つの部門でそれぞれ最優秀賞と優秀賞が選ばれました。

食品部門の最優秀賞は、小豆島産のしょうゆのもろみを使った黒ビール「くろまめまめ」です。もろみビールという独自性や独特の甘みとコク、シンプルで愛らしいボトルのデザインが評価されました。

(まめまめびーる/中田雅也さん)
「結構もろみ感があまりに強く出すぎちゃったり、使い方を変えるとそんなに出なかったり、試行錯誤は2~3年はしてきまして」

一般部門の最優秀賞には「香川漆器~5つの技!動物園シリーズ~(高松市 一和堂工芸)」が選ばれました。

(中濱綾那リポート)
「ウシ柄やキリン柄などかわいらしいデザインで、軽くて普段使いしやすいデザインになっています」

国の伝統的工芸品にも選ばれている香川漆器。5種類の動物の模様には、それぞれ蒟醤(きんま)や彫漆(ちょうしつ)など5つの技法が使われています。

一般部門の優秀賞に選ばれたのはカラフルな丸亀うちわ――、実は、風をあおぐためのものではありません。

(茂木団扇/茂木伸彰さん)
「団扇は平面なのでお皿に使えるんですけれどもそのままだと味気がないので、柄の部分を少し切って曲げてみたり見た目にもこだわってみました。コロナの感染拡大で需要が去年から非常に激減しました。家庭向けの商品だったら需要があるのではないかと思って」

和菓子を置いてお茶の時間を楽しんだり、インテリアとして飾るなど新しいタイプの「丸亀うちわ銘々皿(丸亀市 茂木団扇)」です。

この他、小豆島町のジェラート専門店のアイスサンドや、丸亀市の鍋専門店が手掛けたオリーブ牛の角煮など魅力的なものばかり。

香川県は、今後入賞した商品を県内外のイベントなどでPRし、販路拡大を支援します。

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