女子プロレス「スターダム」10月9日大阪城ホール大会の全体会見が28日に行われ、岩谷麻優とのV4戦に臨むワンダー・オブ・スターダム王者の中野たむが2021年度の東京スポーツ新聞社制定女子プロレス大賞を先行予約した。
次期挑戦者に岩谷を指名した中野は、この日の調印式に出席。かつてSTARSで共闘していた挑戦者から「自分はずっとたむちゃんが隣にいてくれて、タッグのベルトとかいろいろ狙って2人で成長していくと思っていたから、悔しいし悲しいし、なんだコイツっていろんな感情があるんですけど」と思いを吐露されつつ「いま白のベルトの価値がすごく上がっていると思う。白いベルトはまだまだ自分の手では輝かせられてないなと思うので、必ずまた白いベルトを巻いて、この時代を切り開いていきたいと思います」と宣戦布告を受けた。
これに中野は「あなたとこのベルトを賭けて戦えること、本当にずっと待ち望んでました。ただ、私たちがあなたを裏切った、ずっとそんな口ぶりですけど、裏切った覚えはありません。あなたが私たちを追い出したんでしょ」と応戦しつつ「この試合は今年最大の一騎打ちになると感じています。岩谷を倒さないと、私の未来、たむロードはこの先ありません」と豪語した。岩谷を相手に防衛することで見据えているものもある。「2020年女子プロレス大賞のジュリアを倒して、この白いベルトを奪いました。2019年の女子プロレス大賞の岩谷麻優を倒して、私が2021年の女子プロレス大賞を取ります。中野たむが、スターダムの象徴、テッペンにたちます」。MVP受賞者連破で主役交代を印象付け、女子プロレス界の新たな顔となるつもりだ。