【新型コロナ】神奈川県、認証店で酒提供解禁へ 宣言解除「段階的に緩和」

県の対策本部会議で「段階的な緩和」をアピールする黒岩祐治知事=県庁

 神奈川県内に発出されている新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が今月末で解除されることを受け、県は28日、対策本部会議を開き、10月1日以降の措置について、県のマスク飲食認証制度の認証店(申請中含む)に限り酒類提供を解禁することを決めた。黒岩祐治知事は「県民や事業者の協力のおかげで感染者が減少し、医療の負荷も改善した。しかし、一気に緩めれば感染がリバウンドする。これまでの要請を段階的に緩和していく」と語った。

 8月2日に緊急事態宣言が発出されて以降、県は県内全域の飲食店などに対し、午後8時までの営業時間短縮や酒類提供の停止を要請している。

 10月1日から同24日までは、(1)マスク飲食認証店は午後9時までの営業、同8時までの酒類提供(2)認証店申請中の店は同8時までの営業、同7時半までの酒類提供(3)その他の店は同8時までの営業、酒類提供の停止─を要請する。

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