父親が食べさせた1杯のスープで…韓国の25歳刑務所脱走犯が自首=ネット「立派な父親」「やり直せる」

© 株式会社 Record China

2021年9月27日、韓国・マネートゥデイは「25歳の逃走犯が父親に説得され、29時間後に自首した」と伝えた。

記事によると、25日午後3時33分ごろ、議政府(ウィジョンブ)刑務所正門前で入所前の新型コロナウイルス感染症検査のために待機していた25歳の男が、手錠をつけたまま逃走した。男は付近の住宅開発地区に身を隠したあと、工事現場にあった金属類を使って手錠を壊して外し、タクシーや自身がもともと乗っていた電動自転車で移動し逃走を続けていた。

その後、男は父親に「寒いし、空腹だ」と連絡。父親は男とソウル市内で会い、ソルロンタン(牛骨スープ)を食べさせてから車で居住地の管轄の警察署に連れていき、自首するよう勧めた。男は逃走から29時間後の26日午後8時20分ごろに自首した。

男は窃盗罪で裁判中だったが数度にわたり出廷しなかったため、拘束令状が出され逮捕に至り、逃走した。警察は父親と連絡を取り合い、男が現れたら自首するよう説得してほしいと伝えていた。これに対し父親は「息子に温かいソルロンタンを1杯食べさせた後に必ず自首させる」と約束していたという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「父親の気持ちを思うと…(涙)」「この父親は立派だったと思う。息子も出所したらいいことがありますように」「それでも父親の言葉に従ったのはよかったね。やり直しはできるよ」「誰の人生にもつらい時がある。罪を償い、二度と父親のためにも過ちを繰り返さなければ、それでいい」「若者よ、出所したら親孝行するんだぞ」など、励ましのコメントが多く寄せられている。

また、最近国会議員の息子の不正や事件が相次ぎ明らかになったことから「父さんが政治家だったら、身代わりを仕立てて刑務所に入れただろう。お金を与えてほとぼりが冷めるまで遠くに行かせただろう。でも、すまない。父さんが与えてやれるのは1杯のソルロンタンだけだ」とのコメントが書き込まれ、「涙が出る」「悲しいな」「この息子は死ぬまでつらい人生を送る可能性が高い。一方、政治家の息子たちは気楽な余生を送るんだろうな」などの反応が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)