眞子さま〝駆け落ち婚〟に温度差 英国は批判、王朝滅亡の中国は歓迎「真実の愛」

中国では好意的に報じられている(東スポWeb)

秋篠宮家の長女・眞子さま(29)と10月に結婚予定の小室圭さん(29)が3年ぶりに帰国した。新型コロナウイルス対策として2週間、横浜市の実家で待機した後、眞子さまと再会し、準備を進める。近く2人の記者会見も検討されている。

王室がある英国メディアは「天皇陛下の反抗的な姪(めい)」「眞子さまはファッショナブルな皇族で、キャサリン妃のような存在」などと報じている。

かたや王室が存在しない中国でも、2人の結婚に関するニュースは大手メディアや国営メディアが大きく取り上げており、大きな注目を集めているという。

結婚に対する国民の批判や眞子さまの意向を踏まえ、宮内庁は皇室としての関連儀式は執り行わず、国が支給する一時金も不支給とする方向で調整していることは、中国では美談となっている。

中国国営メディア・環球時報は先日、「真実の愛! 小室圭さんとの結婚のため1億5000万円を辞退」と報じ、肯定的に表現している。

中国人ジャーナリストの周来友氏は「中国では歴史上、さまざまな王朝によって支配・統治が行われてきました。1912年に最後の王朝となった清王朝が滅亡し、日本のような皇族制は存在していません。そのため、日本の皇族に関心を寄せる人が非常に多いのです」と指摘する。

小室さんが27日に帰国し、いよいよ結婚が近づいている。中国国内でもSNSで多くのコメントが出ており、「日本でバッシングされ続けた2人が結ばれて本当によかった」「皇族に生まれてしまうと好きな人と結婚できないのはおかしい」「2人とも早くアメリカに行って誰にも邪魔されずに生活してほしい」「親の金銭トラブルと子供の結婚は全く関係のない問題なのに本当にかわいそうだ」など、2人の結婚を祝福する意見が多く見られるようだ。

周氏も「中国では意外にも日本でのバッシング報道を冷ややかな目で見ているのです。2人が末長く幸せな結婚生活を送ることを願うばかりです」と話している。

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