台風16号の影響により、あさって10月1日(金)は台風がかなり接近する伊豆諸島を中心に大荒れとなり、猛烈にしける所がある見込み。暴風や高波に厳重に警戒が必要だ。

　大型で非常に強い台風16号は、きょう29日(水)午前3時には日本の南にあって、1時間におよそ10キロの速さで北へ進んでいる。中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径185キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。

　台風は日本の南を北上し、あす30日(木)以降は次第に進路を北東へ変えて、10月1日(金)には非常に強い勢力で伊豆諸島にかなり接近するおそれがある。その後、台風は日本の東を北東へ進み、3日(日)までに温帯低気圧に変わる見込み。

高波や暴風に厳重に警戒を

　台風の北上に伴って、南西諸島では30日(木)にかけて、西日本の太平洋側や小笠原諸島では30日(木)から10月1日(金)にかけて、東日本から北日本の太平洋側では30日(木)から10月2日(土)ごろにかけて、うねりを伴って大しけとなる所がある見込みで、10月1日(金)は伊豆諸島では猛烈なしけとなる所がある見込みだ。

　さらに、台風がかなり接近する伊豆諸島や東日本太平洋側沿岸では、10月1日(金)に暴風となる所がある見込みで、台風の進路等によっては、北日本太平洋側でも暴風となるおそれがある。

　高波や暴風に厳重に警戒が必要だ。

大雨にも警戒を

　台風の接近により、伊豆諸島では30日(木)から雨が強まり、10月1日(金)は東日本太平洋側と北日本太平洋側で、非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがある。

　10月1日(金)午前6時までの24時間に予想される雨量（多い所）

　伊豆諸島　200～300ミリ

　その後、大雨の地域は伊豆諸島以外にも広がる見込みで、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒や注意が必要だ。