「現金授受、3年前からと聞いた」 土木工事会社の現社長

© 株式会社中国新聞社

東広島市安芸津支所

 東広島市発注の道路などの維持業務を巡る贈収賄事件で、贈賄容疑で逮捕された男が社長を務めていた土木工事会社の現社長の男性が28日、中国新聞の取材に応じた。逮捕された男(前社長)は、収賄容疑で逮捕された市維持課安芸津維持分室の主査と同じ高校の後輩といい、「約3年前から主査に現金を渡すようになった、と前社長本人から聞いた」と証言した。

 男性によると、現金授受のきっかけは、3年ほど前に同社が下請けを担った市発注の公共事業という。「前社長は当時、主査の指示で元請け業者に工事代金を水増し請求し、差額を主査に渡したと話していた」と説明。「その後も主査から『足りない』などと求められ、複数回にわたって現金を渡した」と述べた。

 前社長は今月1日に同社社長を辞任した。その直前に「警察から事情聴取され、逮捕されるかもしれない」と話し、男性に経緯を打ち明けたという。

 一方、男性は同社の経営状況について「西日本豪雨の復旧工事が多く、仕事には困っていない」と強調。「数百万円で受けた業務で謝礼として(今回のように)50万円も渡したらうまみはない」とし、会社として主査から便宜は受けていないと主張した。

この記事はいかがでしたか?