保守分裂、情勢揺れる 衆院選宮崎1区

 次期衆院選宮崎1区から4期目を目指す自民党現職の武井俊輔氏(46)に対し、元自民県議で党所属の脇谷のりこ氏(64)が無所属での出馬を表明したことで、自民が議席を失った2009年以来の保守分裂選挙になる可能性が確実となった。武井氏を巡る一連の不祥事や公認申請問題が事態の発端になっており、党本部、県連に対する不満は党員や関係団体の中でいまだに渦を巻き続けている。衆院選が目前に迫る中での新たな”保守”候補の登場に、周辺の情勢は大きく揺れ始めた。

© 株式会社宮崎日日新聞社