元巨人助っ人の甥がNPBでのプレー熱望 U-23キューバ代表入りの外野手有望株

元巨人のフレデリク・セペダ【写真:Getty Images】

おじのセペダはキューバ代表の4番、2014年に巨人入りし打率.163、6本塁打、19打点

かつて巨人でプレーしたキューバ代表のフレデリク・セペダ外野手の甥で、U-23キューバ代表のゲイセル・セペダ外野手が27日(日本時間28日)、将来的に日本でのプレーを希望していることを明かした。キューバ系野球メディア「ペロータクバーナUSA」が報じた。

同サイトは、現在メキシコで開催しているU-23W杯に出場中のゲイセルのインタビューを掲載。その中でゲイセルは「日本でプレーすることは最も大きな夢。それが実現すれば、自分のキャリアの中で頂点に立つことができる。野球を始めた時から、常に目標にしている」と話している。

ゲイセルは16年にキューバ国内リーグでデビュー。サンクティ・スピリトゥスでおじのフレデリクと同じユニホームに袖を通し、共にプレーしてきた。20-21年シーズンは75試合に出場し、打率.354、8本塁打、48打点の成績を残した。

今回のU-23W杯では中堅を守り、2番や3番で出場。4試合で12打数3安打、1打点、3四球と結果を残しており、チームも3勝1敗でスーパーラウンド進出に王手をかけている。同大会終了後は、カニェーロス・デ・ロスモチスの一員としてメキシコのウインターリーグでプレーする予定。「いいパフォーマンスを発揮した、より高いサラリーがもらえるリーグのチームと契約したい」と、志は高い。

おじのフレデリクは14年から2年間、巨人でプレー。1軍では計72試合に出場し、打率.163、6本塁打、19打点の成績を残した。長年キューバ代表の4番を務めてきたおじと比較されることについては「ファンの期待は大きいが、プレッシャーにはなっていない。逆に、彼のような選手になりたいという気持ちが強い」と言い「これからさらに成長を遂げて、どの国のリーグでもプレーできるような選手になることが目標」と、将来を思い描く。

キューバはスポーツ省の関係者が9月に来日し、巨人、中日、ソフトバンク、ロッテ、楽天を訪問。国内リーグでプレーする有望株の選手を各球団に売り込んでおり、その中にゲイセルも含まれているとみられる。同サイトは「ここ数日の間に日本の数球団がキューバ野球連盟とコンタクトを取っており、この才能ある若手選手の獲得に興味を示している」と報じており、U-23W杯での今後の活躍次第では、セペダの甥の日本行きが現実のものとなるかもしれない。(Full-Count編集部)

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