俳優・草彅剛(47)が主演を務める音楽劇「アルトゥロ・ウイの興隆」(演出・白井晃 11月14日~ @KAAT神奈川芸術劇場)の再演の詳細が29日までに発表された。
同舞台はヒトラーが独裁者として上り詰めていく過程を「シカゴのギャング」に置き換えた問題作。ギャングのボスを演じる草彅が〝ファンクの帝王〟ジェームス・ブラウンの楽曲を中心に構成された劇中曲に合わせてファンキーに体を揺らし、うねりのリズムで作品の魅力を表現する。
草彅は「アルトゥロ・ウイ」というキャラクターには「誰しも持っている感覚というか。人を罵倒したりとかですかね。昔の脚本ですが、いまに近いものを感じる。共感していただけるところもあると思います」と初演時には語っている。その初演から2年弱を経て、俳優としては映画「ミッドナイトスワン」が大ヒット。役者として大きく成長を遂げた草彅が、同舞台で「アルトゥロ・ウイ」をどのように躍動させるのか、注目されている。
なお、同舞台はKAAT神奈川芸術劇場のほか、12月にはロームシアター京都、2022年1月には豊洲PITでの公演が決まった。