テレビ朝日の玉川徹氏が、29日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」で緊急事態宣言明けの“世の中”に言及した。
番組では宣言解除を受け、各自治体が旅行キャンペーンを始めることを紹介。北海道は道内在住者を対象に5000円の宿泊前売り券を2000円で販売、券1枚につき市内の飲食店で使える2000円分のクーポン券も付ける。兵庫県は県内在住者を対象に、旅行代金の最大半額補助(上限5000円)、対象店舗で使えるクーポン券を最大2000円分付けるという。
これに玉川氏は「旅行する人も増えると思うが、増えるとわかっていることにお金を出す必要があるのかはもう一度考えた方がいい。お金が余ってしょうがないという自治体ならやってもいいんでしょうけど、そんな自治体は日本にはない。国もこの間、コロナでものすごいお金を使ってきて、この後、旅行を解禁すれば旅行需要が爆発するということがみえてるところに、GoToをさらにやる必要があるのか疑問だ」と指摘。
続けて「それよりも、そのお金があるんだったら(抗原検査キットを薬局で販売するなど)検査の自己負担をなくすなどそっちに使うようになぜ舵を切れないんだろう。GoToは旅行需要が意外と伸びないとなったときにそこで初めてやればいい。今の段階でやる必要はないんじゃないか」と訴えた。