大相撲の第69代横綱白鵬(36=宮城野)が現役引退の意向を固めたことで動向が注目される中、東京・墨田区の宮城野部屋では29日、秋場所後初の朝稽古が再開された。
再開初日ということもあり、この日は軽めの運動となった模様。白鵬の引退報道後以降、初めての朝稽古だったが関係者によると、部屋の雰囲気などは普段と変わらない中で行われたという。宮城野親方(元幕内竹葉山)は不在で、白鵬も姿を現わさなかった。
27日に日本相撲協会に引退を申し出た白鵬は、年寄資格審査委員会を経て30日の日本相撲協会定例理事会で正式に承認される見込みとなっている。引退後は宮城野部屋付きで後進の指導に当たる予定。年寄「間垣」の襲名を目指しており、将来的には独立の意向を持っているとされる。