【欧州CL】南野がさらなる窮地!20歳のC・ジョーンズが4ゴールに絡む大活躍で出番消滅か

ポルト戦で途中出場した南野(ロイター)

再び厳しい状況に立たされそうだ。欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグB組のリバプール(イングランド)に所属する日本代表MF南野拓実(26)は28日(日本時間29日)に5―1で勝利したポルト(ポルトガル)戦の後半途中から出場するも、見せ場をつくれなかった。

その一方で、リバプールの下部組織出身でサポーターの支持率も高いMFカーティス・ジョーンズ(20)は先発出場し、2アシストに加えて2得点を〝演出〟するなど4ゴールに絡む活躍を見せた。英紙「デーリー・メール」によると、クラブOBで元イングランド代表FWマイケル・オーウェン氏は「得点はないが、5ゴールのうち4ゴールに関わった。とても印象的なパフォーマンスだった」と大絶賛したという。

もちろん、ユルゲン・クロップ監督も欧州CLという大舞台で結果を出した若手について「カーティスは良い試合をした。すべてのプレーに関与していたし、彼には試合後『このパフォーマンスを維持してほしい』と言った」と、負傷などの影響で出遅れていたニューヒーローに大きな期待を寄せていた。

南野はリーグカップ戦3回戦(21日)で2ゴールを決めてチャンスをつかんだが、この日、同じ時間に投入されたブラジル代表FWロベルト・フィルミノが2得点をマークする中、自身は好パフォーマンスを発揮できず、結果を残せなかった。地元メディアの「リバプール・コム」は南野について「クロップ監督の優先順位は低い」などと報じていた。

せっかくのチャンスを逃してしまったことに加え、ライバルたちの台頭もあって再び出番を得るのは難しいのかもしれない。

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