バルセロナ“窮状”浮き彫り 来季のサラリーキャップがリーグ7位に転落

バルセロナ・クーマン監督(ロイター)

スペイン1部バルセロナの窮状が改めて浮き彫りになった。

同国ラジオ局「COPE」は、スペイン1部クラブの今季(2021―22年シーズン)と昨季のサラリーキャップを比較して報じた。同局の報道によると、変化が顕著だったのはバルセロナ。昨季は3億4700万ユーロ(約451億円)でリーグ2位だったが、今季は9700万ユーロ(約126億円)へと大幅に落ち込んでリーグ7位にまで転落しているのだ。

COPEは「この落ち込みは、バルセロナが今夏、資金不足で契約を更新できなかったFWリオネル・メッシの離脱にもかかわらず、帳尻を合わせるために多くの問題を抱えていたことや、FWセルヒオ・アグエロやFWメンフィス・デパイらフリーの選手としか契約できなかったことを示している」と指摘している。

1位は予想通りのレアル・マドリード。しかも昨季の4億7300万ユーロ(約615億円)から7億3900万ユーロ(約960億円)にアップしているが、今季は金額に余裕を残しているという。ちなみにMF久保健英が所属するマジョルカは4600万ユーロ(約60億円)で14位、最下位20位はバレンシア(3000万ユーロ=約39億円)だった。

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