【新日本・G1】EVILがタイチのディーバ・あべみほにまで手をあげ卑劣2勝目「俺が法律だ」

タイチをフィニッシュしてからも攻め続けるEVIL(東スポWeb)

新日本プロレス29日後楽園大会「G1クライマックス」Bブロック公式戦で、EVILがタイチ(41)との初対決を制し2勝目を挙げた。

バレットクラブ内に新チーム「ハウス・オブ・トーチャー」を結成したEVILは、この日もセコンドにディック東郷を連れて入場。対するタイチはディーバ・あべみほを連れてリングに上がった。

要所要所で東郷を介入させ、手段を選ばぬラフファイトでタイチを攻め立てたEVILは、バックドロップで反撃を許すと白鵬式カチ上げエルボーを狙われる。ところがこの場面で、場外で東郷があべみほの髪を掴んでタイチの気を引き攻撃を中断させる。

なんとも卑劣な手段で窮地を逃れると、タイチの背後から急所攻撃で再び形勢逆転。必殺のEVIL(変形大外刈り)をさく裂させた。さらにそのままフォールには行かず、場外のあべみほかに見せつけるかのようにSCORPION DEATHLOCKで捕獲する。タイチの動きが完全に止まったことを確認してレフェリーが試合をストップした。

文字通り拷問の館に引きずり込んだEVILは「オイ、何か文句でもあんのか、コノヤロー! いいかオイ、俺が法律だよ。覚えとけ」と豪語。勝てば官軍を地で行く暗黒王が、G1クライマックスを荒らしまわっている。

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