アパホテル天文館、新棟が開業 9階建て126室 鹿児島市

アパホテル鹿児島天文館新棟の開業をテープカットで祝った披露式典=29日、鹿児島市船津町

 アパホテル鹿児島天文館の新棟が29日、鹿児島市船津町に開業した。9階建て126室で、隣接する既存の西棟と併せ全206室となった。

 フロント機能は新棟に集約し、最新の自動チェックイン機を導入して手続きを非接触式で簡素化する。全室禁煙。50型の大型液晶テレビを完備、テレビ会議やテレワークに利用できる。

 同ホテル鹿児島天文館は、フランチャイズチェーンに加盟するスワン(霧島市、諏訪園厚子社長)が、2016年に開業。19年度の稼働率は99%、新型コロナウイルス下の20年度も88%を維持している。

 同日は、関係者が集まり式典があった。アパグループ(東京)の元谷一志社長もあいさつ。「鹿児島は、7月の奄美の世界自然遺産登録や、23年に国民体育大会が予定されるなど、地元経済に明るい兆しがある」と需要に期待した。

アパホテル鹿児島天文館新棟のデラックスツインルーム
開業したアパホテル鹿児島天文館の新棟=29日、鹿児島市船津町

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