【ゴルフ】渋野が日本女子オープンで5年間の成長を見せる 同コース2016年大会は予選落ち

渋野日向子(東スポWeb)

女子ゴルフの渋野日向子(22=サントリー)が、30日に開幕する国内メジャー「日本女子オープン」(栃木・烏山城CC)で〝リベンジ〟を誓った。

29日に公式会見に臨んだ渋野は同コースで開催された2016年大会でアマチュアとして出場。難コースに打ちのめされて2日目に86をたたくなど、予選2日間で姿を消した。その後プロゴルファーとなり、2019年「全英女子オープン」を制するなど成長して戻ってきたが、「5年前に出させてもらったんですけど、悪いイメージしか出てこない。女子オープンの名にマッチしている難しさ」と改めて警戒した。

それでもあのときと同じくコースに屈するわけにはいかない。「あのころはアマチュアで出ていましたし、5年の間にいろいろ経験して今もなんだかんだ取り組んでいる中ではあるので、その時よりマシなゴルフができる気はしているかなくらいです」と控えめなリベンジ宣言だったが、勝利への思いにブレはない。「自分のゴルフ人生の中で一度は勝ちたいと思う試合です」と力を込めた。

また先週の米ツアーで今季2勝目を挙げた畑岡奈紗(アビームコンサルティング)の活躍に刺激を受けた。「2日連続でホールインワンして勝ち切るのは本当にすごい。比べてはいけないですけど、私はホールインワンした試合では予選落ち。そういうところで違いも感じますし、2位と1打差で最終組で回って勝てるメンタルの強さはすごいと思います」

その上で「早くアメリカに行きたいと思いましたね」。来季からの参戦を目指す米ツアーへの思いを改めて強くしたようだ。

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