新日本プロレス２９日後楽園大会「Ｇ１クライマックス」Ｂブロック公式戦で、昨年準優勝のＳＡＮＡＤＡ（３３）がチェーズ・オーエンズ（３１）を下して２勝目を挙げた。
テクニシャン同士の公式戦は互いの手の内を読み合う心理戦となった。ジュエルヘイスト（変形首折り弾）をかわしたＳＡＮＡＤＡは得意のオコーナーブリッジを狙うが、オーエンズがレフェリーを掴んで転倒させたためカウントを奪えない。
それでもＳＡＮＡＤＡはパッケージドライバーをウラカン・ラナで切り返して再び攻勢に。さらにオーエンズが狙ったオコーナーブリッジも巧みに切り返して、Ｓｋｕｌｌ Ｅｎｄ（変形飛龍裸絞め）に捕らえる。オーエンズの体から力が抜けると見るや、コーナーポストに一直線。華麗なラウンディングボディプレスで圧殺した。
これで２勝１敗と白星先行となったＳＡＮＡＤＡは「なんだあのイケメンは…？ あ、間違えた。アイツ、〝プロレスイケメン〟だな」とオーエンズを称賛。口数は相変わらず少ないものの、悲願のＧ１制覇、初のビッグタイトルへこのまま突き進む。
