【新日本・G1】後藤洋央紀がジェフ・コブに敗れ開幕3連敗 13年ぶりVへ早くも崖っぷち

ジェフ・コブ(右)のツアー・オブ・ジ・アイランドを食らう後藤(東スポWeb)

新日本プロレス29日後楽園大会「G1クライマックス」Bブロック公式戦で、後藤洋央紀(42)がジェフ・コブ(39)に敗れ開幕3連敗となった。

レスリングでアテネ五輪出場経験も持つコブの、脅威の身体能力に苦しめられた。その場飛びムーンサルト、強烈なスープレックスと多彩な技の前になかなか主導権を握れない。

それでも後藤はツアー・オブ・ジ・アイランド(変形パワースラム)を回避すると河津がけから後藤参式で丸め込む。さらに裏GTR、ラリアートから必殺のGTRを狙った。だがこれを回避されると、ヘッドバットの打ち合いから強引に抱え込まれてツアー・オブ・ジ・アイランドをついに浴びてしまう。一発で形勢を逆転され痛恨の3カウントを奪われた。

2008年大会で初出場初優勝を果たし「G1のGは後藤のG」を標榜してきたが、以降はトロフィーを手にできていない。開幕から3連敗と早くも崖っぷちに立たされた後藤は、ノーコメントで会場をあとに。次戦(10月1日、浜松)の相手は3戦全勝のオカダ・カズチカだけに、正念場となりそうだ。

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