おぼんこぼん〝不仲〟の原因は6年前の「漫才協会選挙事件」 ナイツが心情を解説

まだ仲が良かった2006年

「水曜日のダウンタウン」(TBS)が29日に放送され、お笑いコンビ「おぼん・こぼん」が不仲になった原因が明らかにされた。

これまで2人の不仲企画を放送し話題を呼んでいたが今回、企画プレゼンターを務めるナイツの2年をかけた仲直りプロジェクトが始動。まずは初心を取り戻してもらうために「おぼん・こぼんヒストリー」と題して2人のルーツを映像で振り返った。映像の中で両家族で温泉に行くほど仲がよかったことが紹介された。それほど仲の良かったの2人がなぜ不仲になったのか?

その原因が2015年の漫才協会選挙事件。漫才協会では2年に1度理事を決める選挙が行われる。上位13人が無条件で理事になるが、これまでの選挙ではこぼんがおぼんを上回ることはなかった。しかし15年の選挙では3位こぼん4位がおぼんとなり、おぼんが激怒。ナイツの塙宣之(43)は「おぼん師匠が『今まで漫才協会のために何十年もやってきたのになんでこぼんより票が少ないんだ。おかしいやないか。こぼんは何をしてた。やっすいパンを買ってきて楽屋においてロビー活動してただけ。なんでぼくが負けなきゃいけないんですか。もう漫才協会にいることはできません』と言ってその日から1年間漫才協会に来なかった」と証言した。

土屋伸之(42)は「(おぼん師匠は)選挙の前まで人一倍理事として動いてたんです。テレビ局に挨拶に行ったり、漫才大会の放映権のこととか本当に細かい作業とか率先してすごいやってた時期だった。自分が一生懸命動いてることが協会員に伝わってないと思ったと思うんですよね。それがたまたまこぼん師匠に負けたっていうところでさらにスイッチ入っちゃった。そのとき一生懸命やってたから余計に悔しかったんだと思う」と思いやった。

おぼんが1年間、東洋館に出演しない間こぼんは理事会に毎回参加した。塙は「こぼん師匠からしたら『怒って勝手に出ちゃったのに何を今更あなたが色々言ってきてるんですか』っていうのは1個あるわけです」と話すと土屋も「どっちの気持ちもわかりますよね」とやり切れない思いを口にした。

ネット上では「切なすぎる」「仲直りしてほしいけど…」といった声が寄せられている。

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