スペイン1部バルセロナの新監督候補に昨季までイタリア1部ユベントスを指揮したアンドレア・ピルロ氏(42)が浮上していると同国紙「アス」が伝えている。
欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグE組のバルセロナは29日(日本時間30日)にベンフィカ(ポルトガル)に0―3で敗戦。CL初戦でバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)にも敗れており、クラブ史上初の開幕2連敗となった。すでに解任論が出ているロナルド・クーマン監督の解任は避けられない状況になった。
クーマン監督は試合後、自身の去就について聞かれると「私が意見できるのは自分の仕事についてだけだ。私は選手たちの支持を得ていると感じている。クラブからの支持についてはわからない」と話していた。
そんな中、同紙によると、すでに後任監督候補とされているベルギー代表監督のロベルト・マルティネス氏、カタール1部アルサド監督のシャビ氏に加えてピルロ氏も有力候補に浮上しているという。「(後任監督は)シャビとマルティネスに限定されていない。ジョアン・ラポルタ会長はピルロが好きなようだ」と伝えている。
ピルロ氏はフリーなため、新監督へ就任するにあたって違約金が発生しない。これは財政難のバルセロナにとっては大きなメリットになるが、ラポルタ会長はどんな決断を下すのか。