ブルージェイズ・セミエン 二塁手新記録の44号アーチ

【ヤンキース5-6ブルージェイズ】@ロジャース・センター

ブルージェイズは3回までに奪った4点のリードを守れず、7回終了時点で5対5の同点に追いつかれたものの、8回裏にボー・ビシェットの28号ソロで勝ち越しに成功。ヤンキースを6対5で破り、ワイルドカード獲得に望みをつなぐ1勝を手に入れた。ワイルドカード争い2位のレッドソックスが勝利したため、ワイルドカード圏内との1ゲーム差は変わらなかったものの、ヤンキースとのゲーム差は3から2に。決着が「163試合目」に持ち込まれる可能性もありそうだ。

ヤンキースのエース、ゲリット・コールとの対戦となったブルージェイズだが、初回にマーカス・セミエンの44号2ランで先制。2回裏にジョージ・スプリンガーのタイムリーで1点、3回裏にもビシェットの27号ソロで1点を追加し、4点のリードを奪った。5回表に2点を返されたが、直後の5回裏にブラディミール・ゲレーロJr.がタイムリー二塁打を放ち、コールから5点目。その後、5対5の同点に追いつかれたものの、8回裏に飛び出したビシェットのこの試合2本目のアーチが決勝打となった。

1973年にデービー・ジョンソン(ブレーブス)がマークしたシーズン43本塁打の二塁手記録に並んでいたセミエンは、初回にコールから先制2ランを放ち、メジャー新記録を樹立。また、ビシェットは3回裏に放った27号ソロで球団のシーズン遊撃手記録を塗り替えた。セミエンとビシェットがシーズン100打点をクリアし、テオスカー・ヘルナンデス、ゲレーロJr.と合わせて100打点が4人。これは球団史上初の快挙となった。

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