ファーディナンド氏がメッシの〝壁役〟を容認したPSGイレブンに不快感「無礼なこと」

ピッチに寝転ぶメッシ(ロイター)

フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチ代表FWリオネル・メッシ(34)に対する〝無礼〟な行動に批判が噴出していると、英紙「メトロ」が報じている。

PSGが2―0で勝利した28日(日本時間29日)の欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグのマンチェスター・シティー(イングランド)戦の終了間際、相手FKのピンチを迎えると、ゴール前に並んだ選手の足元に移籍後初ゴールをマークしたメッシが寝転んで壁役をこなした。各メディアは世界的スター選手の献身的な姿勢を絶賛していたが、元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏は不快感を示した。

同紙によると、ファーディナンド氏は「これはいけないこと、無礼なことだ。(マウリッシオ)ポッチェティーノ監督が練習グラウンドでメッシに、その役割を頼んだのならば〝メッシではない〟と言った。もし私があの場にいたら『自分が横になる』と言っただろう。メッシのユニホームを汚させないし、彼がやることではない」と語り、容認したチームメートを批判したという。

メッシは自ら〝汚れ役〟になり、チームへの忠誠を示そうとしたとみられるが、ファーディナンド氏の言うように「敬意を欠く」と感じる人も多数いる。PSGが再び同じような役割をエースに求めれば、各方面から猛反発を受けることになりそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社