新井中央小3年生 かんずり原料トウガラシ、総合学習で収穫体験 立派な赤い実 丁寧に 

 妙高市立新井中央小の3年生68人は28日、総合学習の一環として、トウガラシの収穫を体験した。市内の山あいで行い、「かんずり」(辛み調味料)の原料となるトウガラシを一つ一つ丁寧に収穫した。

立派な赤い実を手に(妙高市大貝)。今年の収穫作業は終盤という

 製造会社の「かんずり」(同市)と契約する農家の畑で体験。全体的に赤くなった実を選び、へたを短くして収穫した。

 社員が見守る中、作業ははさみを使って行い、手に持った袋に実を入れた。

 収量は合計で50キロほど。児童たちは「いっぱい取れて、うれしかった」「かんずりになるのが楽しみ」と笑顔だった。

 同社によると、収穫したトウガラシは水で洗った後、塩漬けにする。冬に「雪さらし」を行う。

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