砂防施設7県21事例で効果

8月の大雨、国交省調査

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土砂や流木をせき止めた砂防ダム=8月、長野県岡谷市(国交省提供)

 8月の大雨で発生した土砂災害で、砂防施設によって下流の住宅地への被害を防いだ事例が青森、富山、長野、静岡、広島、福岡、佐賀7県の計21件に上ることが30日、国土交通省の調査で分かった。過去に多数の死者を出した地域でも土石流を防いだ。ただ、うまく機能しなかったケースもあり、国交省が分析を進めている。

 長野県岡谷市湊では、2006年の土石流で7人が犠牲になり、県は11年までに総事業費約21億円で砂防ダム4基の設置や渓流の保全工事を実施。今年8月の大雨では、うち1基が土砂や流木をせき止め、下流域の約90戸への流入を防いだ。