れいわ・山本太郎代表 甘利氏の幹事長内定に「死んだけどゾンビとして復活した話」

会見で岸田新体制にクギを刺した山本太郎氏

れいわ新選組の山本太郎代表(46)が30日、国会内で会見し、自民党の新役員人事で「ゾンビか」とあきれた。

自民党の新総裁に選出された岸田文雄氏(46)は、党役員人事で、幹事長に甘利明税調会長(72)、政調会長に高市早苗前総務相(60)の起用を内定した。

一報を聞いた山本氏は「何なんでしょうね。誰がバックにいたかが、よく分かるということ」と名指しこそ避けたが、甘利氏は安倍晋三前首相、麻生太郎財務相と〝3A〟で連携し、岸田氏や高市氏を支援していた。

続けて山本氏は「あれだけ大きな所帯をお持ちですので、それをまとめていくためには、いろんな派閥、力関係のところに納得をいただきながら前に進めるのが必要なんでしょう」と一定の理解も示した。

それでも最後には「重要なのは『自民党が生まれ変わる』という言葉は全く実態がない。死んだけど、そのままゾンビとして、復活した話の延長でしかない」と岸田新体制にクギを刺した。

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