阪神・小野寺プロ1号は貴重な同点弾「1本目が甲子園で良かった」

4回、ソロホームランを放つ小野寺

阪神・小野寺暖外野手(23)が30日の広島戦(甲子園)に「7番・右翼」として、一軍昇格即スタメン出場。4回にプロ1号となるソロアーチを放ち、見事に首脳陣の期待に応えてみせた。

2―3と1点ビハインドの4回。先頭打者として打席に入った小野寺は相手先発・玉村の投じた5球目を迷いなく一閃。高々と夜空に舞い上がった白球はそのままバックスクリーン左へ。同点に追いつく価値あるアーチにベンチも、スタンドの虎党も一気に沸騰した。

2019年に育成ドラフト1位で入団した苦労人は、待望のアーチに喜色満面。ガッツポーズを何度も繰り返しながら、味方ナインの待つ一塁側ベンチへ帰還すると「打ったのはシュート。打った瞬間は入ったのかどうか分からなかったので、全力で走っていました。ファンの皆さんが喜んでくれていたので、入ったことが分かりましたし、この甲子園で今まで経験したことのない歓声を受けることができて本当にうれしかったです。1本目を甲子園で打つことができて良かったです」とコメントした。

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