【RIZIN】斎藤裕のV1戦が電撃決定 対戦相手未定も「内容、結果で圧倒したい」

初防衛戦が決定した斎藤裕

格闘技イベント「RIZIN.31」(10月24日、神奈川・ぴあアリーナMM)で、フェザー級王者の斎藤裕(33)の初防衛戦が電撃決定した。

30日に都内でカード発表会見が行われ、浅倉カンナ対大島沙緒里、金原正徳対芦田崇宏など7カードが決定。メインを務める斎藤の相手は発表されなかった。

当初は6月の東京ドーム大会で〝最強兄弟の兄〟朝倉未来を破ったクレベル・コイケとのV1戦となるはずだったが、クレベル側が軽度と思われるケガを理由に持ち出すなど日程に難色を示す形でオファーを拒否。榊原信行CEOが「信頼関係を失った」とまで断罪して、斎藤はノンタイトル戦での話が進んでいたという。

だが会見に出席した斎藤は突如「タイトル戦にしてほしい。やる気のない選手は興味がないが、やる気のある選手はたくさんいる」と直訴。これが了承されV1戦が急きょ決定した斎藤は「責任は重大。いい試合、勝ち方をしないと評価されない。内容、結果で圧倒したい」とプライドをのぞかせた。

対戦相手については、配信企画「RIZIN LANDMARK vol.1」(10月2日)も見た上で考慮するとした榊原CEOは「斎藤という王者を軸にこの大会をつくる。対戦相手が決まってないのにそこまでの覚悟があるならタイトルマッチにしたい」と王者の姿勢を評価した上で「ハングリーさがないと世界のファイターと向き合えない。若い選手にはさらに高みを目指す野望を持ってほしい」と〝ノーモア・クレベル〟を呼びかけていた。

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