ロッテM点灯直前に悪夢の逆転負け「ベース踏み忘れアピール」にマリン騒然

リプレー検証を要求したロッテ・井口監督

ロッテが30日のオリックス戦(ZOZOマリン)に3―4で敗れ、優勝マジック「18」の点灯はまたも持ち越しとなった。

51年ぶりとなる悲願のマジックへ「あとアウト1つ」と迫っていながら、守護神・益田がT―岡田に悪夢の逆転3ランを被弾。2位・オリックスについにゲーム差なしに迫られた。

ロッテにとっては完全に勝ちパターンの展開だった、0―0の3回、死球と犠打で一死二塁とすると、荻野がオリックス先発の田嶋から中前へ先制タイムリー。8回に3番手の佐々木千が太田に同点ソロを浴びたものの、すぐさまその裏、二死から連続四球で一、二塁とすると、エチェバリアが左前打。守備固めに入っていた左翼手の後藤が打球をはじく間に中村奨が生還して勝ち越しに成功した。続く藤岡も中前タイムリー。最後は守護神・益田が2点リードを守るだけだった。

その9回は一死一塁からモヤの打球をエチェバリアがジャンプ一番、好捕するスーパープレーも飛び出していたが…。悪夢の一発を浴びた直後、ロッテ一塁手の三木が「T―岡田が一塁を踏んでいない」とアピールし、井口監督がリプレー検証を要求。オリックスの中嶋監督が不快感をあらわにし、球場内が騒然とする一幕もあったが、判定は覆らなかった。

この敗戦は今後に尾を引くかもしれない。

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