【新日本・G1】飯伏が日大OB矢野の悪質タックルしのぎ3勝目 「自分を信じたから勝った」

矢野(左)にカミゴェを叩き込んだ飯伏

新日本プロレス30日後楽園大会「G1クライマックス」Aブロック公式戦で、史上初の3連覇を狙う前年度覇者・飯伏幸太(39)が矢野通(43)を下し3勝目(不戦勝1を含む)を挙げた。

飯伏は試合開始のゴングと同時に、策士がリングサイドに持ち込んだ「セコンド」と書かれた袋のチェックを要求。だが中身を見ようとしたその瞬間に袋を頭から被せられ、視界を奪われてしまう。丸め込み、さらには場外リングアウトを狙われ矢野のペースに巻き込まれた。

その後も日大OBによる背後からの悪質タックル、カミゴェをかわされての丸め込みと短時間で何度も窮地に陥ったが、これをカウント2で返すと高速ボマイェを発射し逆転。そのまま一気にカミゴェを叩き込んで逆転勝利をものにした。

この日まで過去4戦で2敗と五分の戦績だった曲者を退けた飯伏は「危ない、危ない…。まただまされるとこだった。危なかったですね。いやいやいや…絶対に信じないですよ。何回もやられてますから、あれで」と安堵の表情。「今日は僕は信じた、自分を。自分を信じたから勝った。ホントそれだけ。でも、毎回楽しいじゃないですか。こういうのも、僕は大好きですよ」と、満足げな表情を浮かべていた。

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