高嶋徹さん死去 51歳、宇学高からオリックス、近鉄で活躍

県内の学童野球チームに技術指導を行うオリックス選手時代の高嶋さん=1993年12月

 宇都宮学園高(現・文星芸大付属高)が甲子園に春夏連続出場した1988年の主将で、元プロ野球オリックス、近鉄の捕手として活躍した高嶋徹(たかしまとおる)さんが28日、直腸がんのため大阪市内の病院で死去した。51歳。葬儀・告別式は家族葬で行った。喪主は妻美紀(みき)さん。

 高嶋さんは雀宮中から同校に進み、88年に元ヤクルトの真中満(まなかみつる)さん(50)らとともに甲子園へ春夏連続出場。4番・捕手としてチームをけん引し、センバツでは同校最高成績となる4強入りを果たした。

 同年のドラフト外でオリックスに入団し、94年に自己最多となる58試合に出場。96年からは近鉄でプレーし、2000年に現役を引退した。プロ通算161試合出場、263打数、60安打、打率2割2分8厘、4本塁打、25打点だった。

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